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野歩記・・・and so on.

牛柄的、野歩き。そこに在る生き物たちとの出会いと、彼らのありのままの姿を。・・・&その他もろもろ備忘録^^;

とある方のブログにお邪魔して、ふと思い出したことがあった。
おそらく誰もが小学校から中学の社会の時間、あるいは美術の時間に、
日本の伝統工芸についていくらか学んだことがあると思う。
例えば、漆工芸とか。
代表的な技法として、沈金・螺鈿・蒔絵などがあるだろ。
これを自分でやってみたいなー、とか思ったりしなかった?
俺は思ったね。

で、物まねというか、なんちゃって技法で試してみようとチャレンジしたことがあった。
時は中学3年の冬休み、受験直前の現実逃避な行動だったなw

蓋上面

   ← こんなのを作った




その頃どうやって作ったかを思い出してみよう。
模様の図案

まずは、社会科の教科書に載っていた文様を模写 (借用、盗用とも)。
これが載っていたのは、天平とかオリエントとかなんとかの章だったと思う。

小箱を作ろう
 材料 : 下敷き(アクリル板)、接着剤、油絵の具、水彩絵の具、ラッカー、トコブシ(貝)、彫刻刀

 製作法 1. 箱の図面をひいたあと、下敷きを加工して、小箱を作る
      2. 油絵の具(黒)を重ね塗りして、厚みをつける
      . 2に文様の図案を下書きする。 
      4. 彫刻刀で文様の通りに溝をつける
      5. 溝に水彩絵の具(金・銀)を埋める。
        螺鈿部分は、貝を削って埋め込む。
        金・銀箔を切り貼りする。
 
 ここで、ちょっと遡って下準備の詳細を。

  ・接着剤で練りこんだ水彩絵の具(金・銀)を、プラスチック板などに塗りつけ、乾燥したら剥がす 
                                    → 金・銀箔・・・蒔絵に使う
  ・トコブシ(貝)の裏側の光沢面を生かし、図案に則って形を加工(切り出し) → 螺鈿の材料
  ・水彩絵の具の金・銀色 → そのままで沈金の材料に
     
 以上までやって、全体が落ち着いたあと、    
      6. ヤスリをかけ表面を滑らかにしたあと、粉くずを丁寧に除く。
      7. 表面全体にラッカー(透明彩)をかける。

 大まかにはこんな感じだ。  
 乾燥すれば完成。

箱側面
  箱 (受け) の短辺側面の図柄
  真ん中の花模様が、貝を埋め込んだ螺鈿もどき




蓋左    蓋右
 蓋の上面、螺鈿もどきの一部

箱全体
  小箱の全体像
 20年余りの歳月を受け、一部破損。 劣化も激しいな。
 ま、中学生が作ったもんだし、今あらたに見れば稚拙この上ない。
 材料や制作方法なども十分再考の余地ありだ。
 再チャレンジして、今度はもうちょい丁寧に作ってみたいなー。
  
  
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牛柄

Author:牛柄
生息地:秋田
スローライフを満喫したい
若年寄。

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記事内の生き物など種類・名称は頑張って同定していますが、専門家じゃないので間違ってるのもあるやもしれません。 お気付きの点などがありましたら、ゼヒゼヒご一報ご指摘ください。 宜しくお願いします。

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